自分でつくる年金・iDeCo、いまさら聞けない素朴なギモンを解決!(LIMO編集部)
iDeCoって儲かるの?の答え
記事では下のように答えています。
iDeCoって儲かるのかというお話です。まず大前提として、iDeCoはあくまで投資です。投資は損をすることもありえます。一般論として、どんなにいい投資信託でも、どんなにいい株でもマイナスになるときはマイナスになるのです。つまり、iDeCoって儲かるの? と訊かれたら、その人次第ということしか答えようがありません。
コスト(手数料と税金)を考慮せず、定期預金(iDeCoの商品ラインナップに組み込まれている)など元本確保型商品に投資しないということであれば、投資全般に言える回答です。
ただし、一定の所得があって元本確保型商品に定時配分の金額を全て振るのであれば、控除される税金分得する=儲かる、と言えます。
ただ、「確実に儲かる」という言う表現は誤解を招く可能性もあるため、使い方が難しいです。
私がいつも使う表現は、
「給料の一部(仮に年20万円)をカジノ(金融市場)のチップに交換すると、その20万円分の所得には課税しない(本来課税される金額を返す)、というのがDC制度。そして、カジノではリスクのあるゲームはせずカジノの中に設置されている”元本確保”の箱にチップを預けておくだけの人でも、カジノに参加した特典(税制効果)の恩恵は受けられる。」
というものです。
人に話す際に「無リスクで儲かる」という表現は使えないのですが、友人に聞かれたら上のような表現をしています。
このように、本当のメリットが分かり難い、あるいは「わかる人にはわかる」制度とも言えます。メリットについて分かり易い説明ができる制度だったらもっと普及しているのだと思います。