確定拠出年金は国が後押しする税の優遇制度
厚生労働省は14日、運用成績によって将来もらう年金額が変わる確定拠出年金(日本版401k)の見直しに着手した。専業主婦や公務員なども含め、誰でも加入できるようにする。401kに加入する会社員は転職時に年金資産を持ち運びやすくする。
確定拠出年金に誰でも加入、主婦・公務員も 厚労省案 :日本経済新聞
主婦(3号被保険者)や公務員はこれまで対象にされなかった経緯として、確定拠出年金はNISAと同じようにリスク・テイク支援策としての免税制度という考え方があります。
「そもそも優遇されている(「優遇」とは違うが公務員と民間は別制度)人たちに対しての追加的な優遇策は不平等」
「収入の多い人がより優遇(税控除の恩恵が大きくなる)される仕組みは望ましくない」
そういった考えからです。
誰も損しないのだからいいのでは?とも言えるし、相対的に損する(得しない)人と得する人の差が広がる、とも言えます。
いずれにせよ、加入資格を得た場合はその権利を可能な限り活かすことが得策です。