NISAとは
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついています。
3つのNISA
NISAといっても、制度上は3種類のNISAがあります
- 一般NISA
- ジュニアNISA
- つみたてNISA
一般NISA
一般NISAとは、2014年1月にスタートした、個人投資家のための少額非課税制度です。一般NISAでは最長5年間、毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
ジュニアNISA
ジュニアNISA(ジュニアニーサ)とは、2016年度から始まった未成年者(0~19歳)の将来に向けた資産形成のための少額投資非課税制度です。未成年者(0~19歳)を対象に、最長5年間、年間80万円分の非課税投資枠から得られた株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
つみたてNISA
つみたてNISA(積立NISA)とは、特に小額からの長期積み立てを支援するために2018年1月からはじまった少額投資非課税制度です。
NISAと同様に毎年の非課税投資枠から得た利益・分配金にかかる税金はゼロとなりますが、非課税投資枠は年間40万円で、非課税期間は最長20年で、購入可能な商品は長期積み立て、分散投資に適すると判断された商品に限られており、NISA以上に少額からの長期資産形成をした人に適した制度です。