DC業界を覆う疑心暗鬼

 

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確定拠出年金法の改正

『年金情報』(2015年2月16日号)に、「望まぬ厚労省の「親心」?業界覆う疑心暗鬼」というタイトルの記事が掲載されていました。

 

確定拠出年金(DC)法の改正案に対して、記録関連運営管理機関(RK)が2月に「待った」をかけた」と同記事では書かれていますが、少し誇張しすぎな印象もあります。

 個人型の将来性

たしかにDC業界は、「加入対象者の規制を緩和し、個人型に誰でも入れるようにしたところで、厚労省が描く青写真のように加入者は増えたりしない」と冷やかに見ている節もあります。ただしそれは、制度としてきちんと機能させるためには、フロント運管や商品提供機関、RKや資産管理機関の体制だったりシステムが制度に対応できるか平仄をとっていかないと、制度だけ先走って業界がついていけないと分析しているからです。

 業界との協調

金融機関からすればDCは(現状では)儲からないビジネスです。いくら制度が素晴らしくても、彼らがついてこなければ加入者増は望めませんので、実のある制度とするためには、業界の意見聴取を念入りにする必要があると思います。

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